油断大敵!長引く夏風邪の正体と効果的な対策

2017年11月29日

冬に比べて暑い時期は風邪をひきにくい!と思って油断していたら大間違い!
高温多湿の環境を好む「夏風邪」は、特効薬がなく長引くことが多い!

お子さんを守るために知っておきたい夏風邪の正体と
効果的な対策を紹介します。

代表的な夏風邪とは?

7月から8月にかけて子供たちがよくかかるのが、手足口病、ヘルパンギーナ、
プール熱(アデノウイルスが要因)という感染症で「3大夏風邪」といわれることもあります。

手足口病は、手足や口内に発疹ができ37~38度程度の発熱があります。
ヘルパンギーナは、のどの奥に多数の水疱ができ、その後ただれて、
のどに強い痛みと高熱が出ることもあります。
プール熱は、38~39度の高熱が3~5日続き、のどの強い痛みと結膜炎を伴います。
熱が下がった後2日間を含め、最低1週間は登園、登校ができません。

夏風邪はなぜ長引く?

夏風邪は、長い間ウイルスが腸にとどまっているのが特徴です。
症状がなくなった後もウイルスが便とともに排出され続けるため、
元気になった子供からも感染が広まることがあります。

薬は?

これらの夏風邪には、インフルエンザのタミフルのような
特効薬がなく、のどの痛みを和らげたり、熱を下げたりする薬が処方されます。
経過を見守るしかないので、長引くことが多いのです。

効果的な対策

夏風邪は、手を介してうつる接触感染が主な感染経路です。
食事の前、トイレに行った後などこまめな手洗いを習慣づけることが
一番の予防になります。指の間もしっかり洗ってください。

■正しい手洗い

1.石鹸を泡立て、手のひらをよくこする。

2.指先、爪の間を念入りにこする。

3.指の間も念入りにこする。

4.親指と手のひらをねじり洗いする。

また、夏は暑さや室内外の気温差もあって、免疫力も低下しています。
規則正しいリズムですごすこと、十分な睡眠、栄養バランスの良い食事で
免疫力を下げないことも重要です。
R1乳酸菌やヨーグルトも免疫力を上げると言われています。

とにかく長引く夏風邪。
小さい子供が高熱が続くととても心配になります。
高熱が続き、のどの痛みなどで食欲も落ちるのでとても辛そう・・・
正しい情報を身につけ、冬だけでなく夏風邪にも対策を。
効果的な対策をして、楽しい夏を☆